こんにちは、青葉台駅前眼科です。
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5月に入り暑い日も増えてきましたね。
暑くなりかけの時期と言うのは、身体も暑さに慣れていないので
体調不良を起こしやすい時期です。
小まめの水分補給と塩分補給を心掛けましょう。
また、身体が疲れてくると免疫力が低下し風邪を引き易いように
眼の病気にもなりやすくなってしまいます。
≪ 急性結膜炎 ≫ や ≪ ものもらい ≫などが挙げられます。
特にこの時期に気を付けたいのは≪ 急性結膜炎(はやり目) ≫です。
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結膜炎の代表的な症状は…
・充血 ・メヤニ ・まぶたの腫れ ・流涙 ・発熱など
結膜炎とは・・・
細菌・ウイルス・カビなどの微生物、ホコリ・ゴミなどの物理刺激、
花粉などによりアレルギー反応によって結膜に炎症が起こります。
短期間に集団的に発生するのが≪ はやり目 ≫と言われるものです。
はやり目は、発症している方の眼の分泌物(メヤニ)などがもとで伝染します。
ウイルス性のものが最も多く、伝染性が非常に高いため
感染予防と拡大予防が重要です。
ウイルス性結膜炎の治療
ウイルス性結膜炎に有効な特効薬はありません。
ウィルスに対する抵抗力をつけるため、
休養を十分にとって体力を落とさない事が重要です。
補助的に他の感染を起こさないように抗菌点眼や
炎症をおさえるためにステロイド点眼などを使用することがあります。
ストロイド点眼は、自己判断で点眼を止めてしまったり
必要がないのに使用を続けると副作用の心配があるため、
病状を確認しながら慎重に処方をする必要があります。
後遺症と合併症への注意
結膜炎の症状が治まってきた頃に、くろめ(角膜)の表面に
小さな点状の濁りが出てくる事があります。
この時に治療を止めてしまうとくろめの濁りが残り、
視力がおちてくることがあります。
症状が落ち着き治ったかなと思っても、
自己判断で治療を中止するのは止めましょう。
はやり目と診断されたら以下の事に気を付けましょう。
・手洗いをしっかり行いましょう。
薬用せっけんを良く泡立て指の間、手首も忘れずに
こすり洗いを行い、流水で良くすすぎます。
手を拭く際はペーパータオルを使用しましょう。
はやり目の症状がある際、家庭内でタオルを共用していると
タオルを媒介に家庭内で感染が広がるケースがあるため、
その都度捨てられるペーパータオルの利用をオススメしています。
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・休養をとって体力を落とさないようにしましょう。
ウィルス性結膜炎の特効薬は、ありません。
ウイルスに対する抵抗力をつけるため休養を十分に取るようにしましょう。
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・保育園、学校、会社は、医師の許可があるまでは休みましょう。
ウイルス性結膜炎は、伝染性が非常に高いため
集団感染を防ぐためにも医師の許可があるまではお休みしましょう。
また、気になる眼の症状がある場合には、コンタクトレンズの使用は、
お休みして早めに医療機関を受診しましょう。
文責:青葉台駅前眼科スタッフ