コンタクトレンズ
コンタクトレンズの処方と定期検査を行っています。
当院では、お一人お一人の眼の健康状態や、ライフスタイルにあったコンタクトレンズを処方しています。
安全にコンタクトレンズを使用していただくためには、正しい使用方法を守ることと、眼の定期的な健康診断が必要です。
日頃コンタクトレンズで気になる症状などあれば、お気軽にご相談下さい。
コンタクトレンズと眼鏡の違い
眼鏡は、長時間装用しても眼を傷付けることはありません。コンタクトレンズは、眼科医処方以外のレンズを使用したり、正しい使い方を守らないと、角膜炎、角膜潰瘍、角膜膿瘍など、重い眼障害を来すことがあります。そのためコンタクトレンズは、国で高度管理医療機器と定められています。
眼の健康と安全のために、正しい使用方法を守り、眼の定期検査を続けましょう。
ソフトコンタクトレンズについて
はじめに:
ソフトコンタクトレンズは、水を含む柔らかい素材でできたコンタクトレンズで、素材に含まれる水を介して酸素が角膜に届きます。
良い点:
やわらかいので装用感が良く、レンズがずれにくいため、スポーツ時の装用に向いています。
注意点:
角膜(黒目)に傷がついても痛みを感じにくいため、異常の発見が遅れることがあります。少しでも眼の痛みや違和感がある時はすぐレンズをはずし、早めに眼科に受診しましょう。また充血、目やに、結膜炎など眼に異常のあるときは、レンズの使用はやめましょう。
その他:
■素材に含まれる水を介して酸素が透過されるため、もともと酸素透過性はそれほど高くないレンズでした
が、2,000年代に入り、酸素透過性が高い高含水率のシリコンハイドロゲルレンズが登場しました。
■レンズケアが不要な1日使い捨てレンズは、汚れや細菌、ケア用品による障害が防げ、比較的安全性が高い
レンズと言えます。
ハードコンタクトレンズについて
はじめに:
ハードコンタクトレンズは水を含まない硬質な素材でできたコンタクトレンズです。主に素材を透過して、直接角膜に酸素が届きます。
良い点:
眼に傷がつくと痛みを感じやすい素材なので、早く異常に気付いてレンズをはずすため、ソフトコンタクトレンズに比べ重篤な眼障害に進行しにくいレンズです。
注意点:
■初装時の強い異物感のため、慣れるまでに多少時間がかかります。
慣れれば異物感は気にならなくなります。
■スポーツ時に、ずれたり外れたりすることがあります。
その他:
ガス透過性ハードコンタクトレンズは、角膜により多くの酸素を供給するので、角膜に対する酸素不足の負担は少ないレンズです。